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公開日:2024.03.11
最終更新日:2024.06.26

小学生がプログラミングスクールに通うとどんなチカラが身に付く?

プログラミングの必修化などを背景に、新たに人気を集めているのが「小学生向けのプログラミングスクール」です。
小学校1年生から通えるスクールや、オンラインレッスンを実施しているスクールなどがあり、すでに利用を検討されている保護者の方もいることでしょう。

しかし、多くの保護者が気になっているのが「具体的にどのような力が身につくのだろう?」ということです。

実際にプログラミングスクールを利用した保護者のアンケートでは、「プログラミングスクールに通ったことで、自ら勉強するようになった」という声も多数見られました。
お子さま本来の力を引き出すためにも、プログラミングスクールで身に付く力について知っておきましょう。

学びによって身に付く4つの力+α

小学生向けのプログラミングスクールで身につくのは、単純なプログラミングの能力だけではありません。
目標を達成する力や困難を乗り越える力、考えを伝える力、自ら勉強に取り組む力、社会と共生する力など、大人になるうえで「とても重要な力」が身に付きます。

目標を達成する力

機械は命令されたとおりにしか動かず、人のように「察する」ことができません。そのため、プログラミングを完了させるためには、目標までの手順をそれぞれ明確化させ、順序だてて積み上げていく必要があります。これは「プログラミング的思考力」や「論理的思考力」などと呼ばれる、プログラミングに特有の考え方です。

例えば「部活でレギュラーになる」という目標を定めた場合などは、「レギュラーになるためにはどのような力が必要か」を明確にして、そのための練習を効果的に積み上げていくことができるでしょう。こうしたプログラミング由来の「見通し」や「計画性」は、子供たちが自らの力で目標を達成していくのに役立ちます。

困難を乗り越える力

機械は間違ったプログラムであっても、素直にそのまま従ってしまいます。そのため、たったひとつミスがあるだけでも、プログラムは上手く動きません。プログラミングに失敗はつきものであり、むしろ失敗した後に「試行錯誤しながら正解を目指す」のがプログラミングだともいえます。

子供たちが通うプログラミングスクールにおいても、このようなプログラミングの本質は変わりません。子供たちは何度も失敗しながら、その度に自分のプログラムを見直し、周りにアドバイスを求め、小さな成功を積み重ねていきます

トライアンドエラーを通して得た成功体験からは「失敗を恐れない気持ち」や「最後までやり抜く強さ」が生まれ、その後の人生において困難を乗り越える原動力となります。

考えを伝える力

プログラミングスクールで、誰かにアドバイスを求める際は、「何を作りたいのか」「どう考えたのか」「どこでつまずいたのか」を相手に伝えなければなりません。コミュニケーションを重ねるうちに、自然と自分の考えを伝える力が身に付きます。

プログラミングスクールには、大きく分けて個別指導型集合クラス型があります。また、オンラインと実際の教室への登校型と通う方法もさまざまです。
小学生向けのプログラミングスクールでは、チームでのプログラミングを設定しているところも少なくありません。チームの目標を達成するためには、相手の考えを尊重しながら自分の考えを伝え、全員で協力し合わねばなりません。

子供たちは学年を越えて意見を交換し、年上の子供は年下の子供を自然とサポートします。ときには年下の子供が、意外な力を発揮して全体を助けることもあるでしょう。こうした触れ合いを通して、考えを伝える力や他者を尊重する力が育まれていきます。

社会と共生する力

プログラミングには失敗がつきものであり、子供たちはプログラミング学習をとおして細やかな目標のクリア、小さな成功体験を積み重ねていきます。
保護者を目の前にした発表会などは、プレッシャーがかかるぶん達成感も大きいでしょう。こうした体験は自己肯定感を育み、将来的に素晴らしい人間関係を構築する基礎となります。

また、自己肯定感が高い子供たちは、自分の意見を伝えることをためらわず、失敗しても簡単にはくじけません。プログラミングを通して得られる自己肯定感は、子供たちが世界に出ていくための良質な土台となり、社会と共生する力を養うのです。

プログラミング学習が目指す人物像

機械は指示されたプログラムを、何も考えず順番にこなしていきます。そのためプログラミングには、先を見通して計画する論理的な思考力が欠かせません。数々の失敗と試行錯誤、そしてその結果としての小さな成功体験もまた、プログラミングの醍醐味です。

子供たちはプログラミング学習を通して、失敗を恐れない気持ちや諦めずにやりぬく強さ、意見を伝え尊重し合う姿勢、計画性、主体性、発想力、自己肯定感など多くを身に付けます。
こうした数々の力は、お子さまがこれから先の人生を豊かにする貴重な糧となることでしょう。プログラミング学習が目指すのは、子供たちが自身の力で切り開くそれぞれの「輝く未来」です。

まとめ

プログラミング学習をとおした経験は、目標を達成する力や困難を乗り越える力、考えを伝える力、社会と共生する力などにつながります。これらは今後ますます社会で重視されていく要素です。
小学生のうちからプログラミングに親しめる環境を用意し、子供たちの輝く未来を応援しましょう。

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この記事の監修者

スタープログラミングスクール コラム編集部

私たちは、これからのAI時代を生きる子ども達には「自分で考えるチカラ」が必要と考え、プログラミング教育を通してその力を養うお手伝いをしています。講師、教材開発、広報など様々な担当者で構成されたコラム編集部が、現場での感覚や実例も交えて、子育て中の方に役立つ情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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